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<<   作成日時 : 2006/03/20 01:42   >>

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高樹のぶ子

物語のキーワードともなる宮古上布。
それも、通説ではありえない「赤」色に染められた一枚の布が
登場人物を巧みにからめている。
その布に秘められる、過去と今を結ぶ謎ときも
この作品の一つの柱である。
染色、科学繊維等の知識が豊富でなくては、
描けないと思われる詳細な描写は
高樹作品の魅力だ。

もうひとつの柱は、「大人の恋」かな。
27歳も年下の燿子に翻弄されていく隆三。
もう一組、病に囚われている相馬と、八重。
どちらの恋愛も、わかる部分もあり、
想像もできない部分あり。
気づいたら恋におちていた、のか、
自らおちていくのか。

これだけではなく、登場人物はそれぞれに
縦横に絡んでいる。このあたりの描写も
ほんとうに上手い作家だ。

高樹作品の中では、『時を青く染めて』や『氷炎』に
通じる趣向と感じた。

印象に残るフレーズがまたまたいくつもある。
とりあえず、ひとつ

『愛とは、ある良きものへ己を結びつけたく思う情念である。』

**高樹作品を読み始めて、まだ二年たらず。
  入手不可となっている作品が多いことに
  驚くことも多い。
  こんなにおもしろく、良質の作品なのに。


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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
いずれ読まなくてはいけませんね。。
今のところ<百年の予言>で停滞しています(笑)
m子
2006/03/20 22:37
m子さん、こんばんは。joと申します。よろしくお願いします。
「時を青く染めて」は三角関係三部作の第二作ですね。「氷炎」は初めて読んだ高樹作品。☆さんの言葉を借りれば「自ら恋におちていく」方だったかと思っていますがいかがでしょう?
高樹さんは元々「染色、科学繊維等の知識」が豊富なんでしょうか?取材だけでもおそらく物凄い量の知識を基にして書いてらっしゃるのでしょうね。
ただいま、時節柄「HOKKAI」です。
次は「fantasia」の予定。「百年の預言」も気になってます♪

jo
2006/03/20 22:50
m子さん、joさん、いらっしゃいませm(_ _)m
化学系の研究者的目線が似ているところで、『氷炎』を思い、年下の女性に翻弄される中年?男性というところでは『満水子』を思いました。こちらの隆三は、翻弄されながらも、自分の家庭生活は続けてるんだよね。ちょっとズルイかも。
私も次は『fantasia』です♪

2006/03/20 23:33
はじめまして★さん。はなといいます。
サザンスコールはずっと以前に読み、この赤と青の表紙・・南国の独特の妖気みたいな思いと共に心に残っています。残念ながら、内容は覚えていません。・・・もう一度読みたいですね^^
・・・って読んでいない本、読み返したい本が山済みです。ボチボチ読んで行こうと思っています。
どうぞ宜しくお願いします(o^-^o)

はなみずき
2006/03/21 01:52
はなさん、はじめまして(^_^)b
読み返したい本、こちらも山のように・・・^^
高樹作品はまだ未読が残っているので、ひたすら先へ!です。
どうぞ、よろしくおねがいしますm(_ _)m

2006/03/21 07:17

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